
1988年に連載が開始されたダークファンタジーの名作『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は、今なお多くのファンに愛され続けています。
しかし、現在「漫画 バスタード 現在」と検索する人々の多くが気にしているのは、長期にわたる休載や連載再開の見込みについてです。
本記事では、バスタードの休載理由や再開の可能性、そしてキャラクター紹介に至るまで、ファンが知りたい情報を詳しく解説します。再び物語が動き出す日は来るのか・・・その全貌に迫ります。
- 『バスタード!! -暗黒の破壊神-』が現在も完結していない理由
- 連載が休載中である背景と理由
- 連載再開の可能性があるかどうか
- 主要キャラクターの紹介や物語の概要
漫画『バスタード!! -暗黒の破壊神-』現在の状況について
漫画『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は完結しているのか?
結論として、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は現在も完結していません。連載は休載中であり、物語の結末に至るまでの描写はまだ描かれていない状況です。ファンの間では「完結したのか?」という疑問がしばしば浮上しますが、正式な終了宣言は行われていません。
この疑問が生じる背景には、長期の休載が影響しています。『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は1988年に連載が開始され、その後、いくつかの中断や再開を繰り返してきましたが、2010年以降は一度も再開されていません。2020年には連載先である「ウルトラジャンプ」のリストからも作品名が削除され、多くのファンが打ち切りを疑いました。
ただし、現在までに作者や出版社からは公式な打ち切りや完結の発表はなく、あくまで「休載」という形で止まっているようです。
掲載雑誌から『バスタード!! -暗黒の破壊神-』が消えた?
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』が長期にわたり休載状態にあることは、ファンにとって大きな不安材料となっていますが、特に2020年に『ウルトラジャンプ』の掲載リストから突然消えたことは、さらにその不安を増大させました。
この出来事は、多くの読者に「バスタードは打ち切りになったのではないか?」という疑念を抱かせました。
通常、休載中の作品であっても、連載雑誌の目次や掲載リストにタイトルが残ることが一般的です。これは、連載再開の可能性を残している場合が多いからです。
しかし、『バスタード』が掲載リストから外されたということは、集英社としても連載再開の見込みが立っていない、あるいは別の意図があると推測されます。これが事実であれば、読者としては今後の展開に希望を持つのが難しい状況と言えるでしょう。
ただし、これが必ずしも「打ち切り」や「完結」を意味するものではない点に注意が必要です。
萩原一至さん自身が連載再開に対して何らかの意欲を示していれば、他のメディアや形で作品が再開される可能性も考えられます。例えば、デジタルプラットフォームでの再開や、別の出版社との協力といった形です。
このように、掲載雑誌から『バスタード』が消えたことは確かに作品の未来に対する不安を抱かせる出来事でしたが、まだ完全に終わったわけではありません。
萩原さんの健康状態や新たな発表に注目しつつ、今後の展開を見守ることが重要ではないでしょうか。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は休載理由は?
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の連載が休載している理由は、いくつかの要因が複合的に絡み合っていると考えられます。
まず、作者である萩原一至さんの健康問題が大きな要因の一つとされています。過去に萩原さんは糖尿病を患っていることを公表しており、漫画制作に必要な体力と集中力を維持することが困難になった可能性があります。
また、萩原さんは同人活動にも熱心であり、商業連載よりも自身のペースで創作活動を行いたいという意向があるとも言われています。
これにより、商業誌での連載から一時的に距離を置き、自分が描きたいものを自由に表現する道を選んだのかもしれません。
個人的な意見ですが『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の物語が非常に複雑で、広げまくったストーリーの風呂敷をまとめ上げることが困難になっていることも休載の一因じゃないかな?と考えています。
長期間にわたる連載の中で、物語のスケールが広がりすぎたため、その整合性を保ちながら物語を完結させるプレッシャーが、萩原さんに大きな負担をかけている可能性もあるような気がします。
これらの理由から、萩原一至さんは現在も『バスタード』の連載を再開していない状況にあります。ただし、完全に執筆を断念したわけではなく、何らかの形で再開する可能性も残されていると個人的には思っています。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』過去の休載
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の連載は、何度も中断を繰り返しており、その理由は多岐にわたります。
まず、連載開始から約2年後の1989年に初めて中断されました。これは作者の萩原一至氏が、週刊連載のペースに追いつけなくなったことが主な理由とされています。
その後、1990年代に入ると、『週刊少年ジャンプ増刊』や『ウルトラジャンプ』といった別の雑誌へと移籍しましたり、『週刊少年ジャンプ』に一瞬復活したりと飛び回っていましたが、定期的な連載の継続は依然として不安定でした。
これは萩原さんが作品のビジュアル表現に対して非常にこだわりを持っていたため、一つ一つのページの制作に多くの時間がかかり、その結果として執筆が遅れてしまうことが度々あったからだと言われています。
事実、第8巻の中盤から入る『地獄の鎮魂歌編』の前章『INTERMISSION「伝説」』から絵の書き込み量がとんでもないことになっています。2024年現在でもあの書き込み量の漫画は他に記憶がありません。
また、2000年頃からは、作者が同人誌や完全版の制作にも力を入れるようになり、ますます本編の連載が滞るようになりました。このように、作者自身の創作活動のペースやこだわりが、連載中断の主な原因となっています。
結果として、現在でも『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は未完の状態であり、多くのファンがその完結を待ち望んでいます。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の再開はあるのか?
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の再開については、多くのファンが待ち望んでいますが、現時点では再開の予定は明らかにされていません。
上記でも書きましたが『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は2010年から休載状態が続いており、作者の萩原一至さんが再び漫画の執筆活動を再開するかどうかは不透明な状況です。
ただ萩原さんは現在も同人活動やゲームなどのキャラクターデザインなどで創作活動を続けております。これから考えると、まだまだ可能性があり、ファンとしては希望を捨てずに待つ価値はあるんじゃないかな?と思っています。
また2022年には『バスタード!! -暗黒の破壊神-』のアニメ化が実現し、新しいファン層が生まれています!アニメの成功やファンの熱意が後押しとなり、萩原さんが再び連載を再開する可能性も考えられます。
そのため、再開の可能性が完全にないとは言い切れませんが、現段階では確実な情報がないため、期待しつつも状況を生暖かく見守りましょう!
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』実は密かに第一話がリメイクされている!
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の第一話は、実は密かにリメイクされているという事実をご存知でしょうか?
このリメイクは【となりのヤングジャンプ】に『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の第一話にあたる読み切り『WIZARD!!〜爆炎の征服者〜』が2023年7月に掲載されました。
これは正直驚きました!『凄い!萩原一至さんがまた描いてる!!』って喜んだのですが…
このリメイク版、実は作画が【シヒラ竜也さん】という方が描かれています・・・めっちゃ原作最新話(2010年…)の絵にそっくりでハギワラさんが描いたのかと思いました。
ただ萩原一至さんの独特なタッチに限りなく近いので、ファンの人は満足すること間違いなし!で、キャラクターの表情や背景が一層リアルになっています。
ストーリー展開はオリジナル版と同じ流れなので正直懐かしさすら感じました。でもそのおかげか新たな読者にも入りやすくなっているんじゃないかな?と思います。
漫画【バスタード!! -暗黒の破壊神-】のあらすじと見どころ
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は、魔法と剣が支配するダークファンタジーの世界を舞台に、主人公ダーク・シュナイダー(通称D・S)の壮絶な戦いと冒険が描かれた作品です。物語は、【魔法王国メタ=リカーナ】を魔導士オズボーンが襲撃するところからはじまります。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』のあらすじ
【法】も、【秩序】も無い、ただ血と鋼鉄と肉と骨、そして魔法が渦巻く時代。【魔法王国メタ=リカーナ】は窮地に立たされていた・・・
国王の不在を狙い、魔導士オズボーンが率いる闇の軍団が襲撃してきた!
圧倒的な暴力で城に残っていた戦士を蹴散らし、ついに王の間まで押し寄せてきたオズボーン!
なすすべもなく国が滅ばされようとしたその時、意を決したティア・ノート・ヨーコは父から聞かされていた魔法を使い、幼馴染であるルーシェ・レンレン内に封印されている伝説の魔導士《ダーク・シュナイダー》を復活させるのであった!
この復活から新たな伝説が始まるのであったー!
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の見どころ
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の見どころは、まずその圧倒的なビジュアルと世界観です。緻密に描かれたキャラクターや背景は、萩原一至氏の高い画力を存分に発揮しており、ファンタジー作品ならではの壮大さを感じさせます。
また、主人公ダーク・シュナイダーの強烈な個性も大きな魅力です。
かつては世界征服を企んだ悪の魔導師でありながら、時に仲間思いでユーモラスな一面を見せる複雑なキャラクター性が読者を引き込みます。
彼の圧倒的な戦闘力と、それに伴う壮絶なバトルシーンはまさにこの作品のハイライトと言えるでしょう。
さらに、物語が進むにつれて明らかになる壮大なストーリー展開や、敵味方問わず複雑に絡み合うキャラクターたちの関係性も見逃せません。
ダークファンタジーとSF、神話と科学が巧妙に組み合わさったストーリーは、読む者を飽きさせない展開が続きます。
このように、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は、世界観、ビジュアル、キャラクター、ストーリーのすべてにおいて高いクオリティを持つ作品であり、ファンタジーファンにとっては見逃せない作品となっています。
1988年から連載開始され、執筆も紙に描くアナログからPCのデジタルに移行し、さらに細かく、一コマ一コマがまさに絵画のような絵も見どころです!正直ここまで描ける人はそうそう見つからないと思います。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』に出てくる魔法がかっこいい!
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』において、魔法は物語の中心的な要素であり、キャラクターたちの行動や世界観に大きな影響を与えています。
魔法はこの作品の世界で非常に強力な力として描かれ、主人公であるダーク・シュナイダーをはじめとする多くのキャラクターが、この力を使って敵と戦い、物語を進行させます。
魔法の役割は、単なる戦闘手段にとどまらず、キャラクターの背景や性格、さらには物語のテーマに深く結びついています。
また、この作品では魔法の体系が非常に緻密に設定されており、呪文一つ一つに独自の名前や発動条件、異なる詠唱が存在します。
これが物語にリアリティを与える一方で、初めての読者にとっては理解が難しい部分でもあるんですが、個人的には漫画の魅力のポイントになっていると思います!
ただ魔法が物語の鍵となる場面が多く、魔法の使い方や意味を理解しないと、ストーリーの進行が把握しにくくなることもあります。
このように、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』における魔法は、物語の骨格を支える重要な要素であり、キャラクターの行動や物語のテーマに深く関わっています。
この漫画以前にも詠唱を行って魔法を発動する漫画はあったと思いますが、今現在の詠唱⇒魔法発動の流れを固めたのはこの漫画だと個人的に思っています。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』のレビュー
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は、その壮大なストーリーと緻密なビジュアルにより、ファンから高い評価を受けています。多くの読者が、主人公ダーク・シュナイダーの圧倒的な強さや、その裏に隠された複雑な過去に魅了されています。
X(旧Twitter)からいろいろなレビューを引っ張ってきました!
わかる!絵柄もノリもセンスもエロ描写(書いてない)も全部好き!この漫画で魔法使いという職業が好きになって、その後のオンラインRPGの職業はほぼすべて魔法使いにしてましたw
やっぱり連載再開を待つ声は多いですね・・・
これ知りませんでした!ワナバーンって書いてあったんだ・・・貴重な資料だ!
いろいろと見てみましたが、やっぱり今も連載再開を待っているファンはかなりこの漫画の影響で趣味と性癖を書き換えられてますねw
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』はわかりづらい・・・
世界観がわかりづらい理由
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の世界観がわかりづらいと感じる読者が多いのは、その複雑さと多層的な設定が原因だと思います。
この作品は、中世ヨーロッパ風のファンタジー世界をベースにしていますが、その後にSF的な要素や宗教的なテーマが混ざっていきます。
このように多様な要素が組み合わさることで、物語の背景や設定が一貫していないと感じる読者も多いからじゃないかな?と個人的に考えています。
また、物語が進行するにつれて、物語の焦点が変わることも多く、最初は剣と魔法を使うファンタジー世界での戦いが中心だったものに過去の遺物となったSF要素が混じり、そこから次第に天使や悪魔、そして神々の戦いへと展開していきます。
この劇的なシフトが、読者にとって世界観を把握しづらくする要因となっていると思います。
さらに、キャラクターや地名、呪文などにヘヴィメタルバンドやアルバムの名前が多く使われているため、特定の知識がないと理解が難しい部分もあります。
これにより、作品全体の雰囲気や背景を深く理解することが難しくなり、結果として「わかりづらい」という印象を与えているのではないでしょうか。
ただ僕的に名前に関してはただ単純に『かっこいー!』って思うだけですけどねw
連載開始とその時代背景
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は、1988年に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始しました。
この時期は、ジャンプの黄金期と呼ばれ、『ドラゴンボール』や『ジョジョの奇妙な冒険』といった作品が絶大な人気を誇っていた時代です。
このような背景の中で、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』はそれらのバトル漫画とは一線を画す独特の魅力を持つ作品として登場しました。
この作品の世界観は、当時流行していた『ウィザードリー』や『ドラゴンクエスト』などのRPGブームとも相まって、多くの読者に支持されました。
さらに、物語の中に見られるヘヴィメタルバンドやミュージシャンの名前をモチーフにしたキャラクターや呪文の数々は、当時の若者文化に強く影響を与えました。
これにより、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は単なるファンタジー漫画の枠を超え、音楽やサブカルチャーと深く結びついた作品として認知されるようになったのです。
・・・でもさすがにもう連載開始から35年以上経つ作品になるので、今の人が読むと古臭く感じちゃうんですかね・・・ノリとかもついていけないと感じる人も多そう・・・
これらの理由からわかりづらい、わからないと感じる人が多いのかもしれません。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の世界の歴史
ここまで何度も書いてきましたが『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の世界の歴史は、魔法と剣、そして神々と悪魔が存在するダークファンタジーの設定の中で描かれています。
この世界は、かつて高度な文明を誇った「旧世界」が大破壊によって崩壊し、その後に新たな世界が築かれたという壮大な過去を持っています。
旧世界の崩壊と大破壊
物語の舞台となる「旧世界」は、高度な科学文明を誇っていました。
しかし、科学技術が極限まで発達した結果、恐ろしい兵器が生み出され、最終的に世界は「大破壊」と呼ばれる災厄に見舞われます。
この大破壊によって文明は滅び、生き残った人々は、荒廃した世界で新たな秩序を築くことを余儀なくされました。
新世界の誕生と四王国
大破壊後の新世界では、魔法が支配する時代が到来します。人々は、魔法を駆使して新たな国々を築きました。
その中でも特に重要な存在として、四つの王国「メタ=リカーナ」「ジューダス」「ア=イアン=メイデ」「ワイトスネイキ」が登場します。
これらの王国は、強力な魔導師や戦士たちによって守られており、それぞれが独自の文化と力を持っています。
神々と悪魔の戦争
さらに、物語の中では神々と悪魔が存在し、彼らの戦いが物語の重要な要素として描かれています。
特に「破壊神アンスラサクス」や、「天使」と「悪魔」の勢力が絡み合い、世界の運命を左右する戦争が展開されます。これにより、世界の歴史はさらに複雑に、そして壮大なスケールで描かれていきます。
このように、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の世界の歴史は、破壊と再生、そして魔法と神話が織り成す壮大な物語を背景にしており、作品全体の魅力を深めています。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の物語が持つ特徴
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の物語は、当時主流のファンタジー作品とは一線を画す特徴を持っています。その一つが、過激な性描写や暴力描写を含む、ダークで挑発的な内容です。
これにより、作品は少年漫画の枠を超え、大人向けのファンタジーとしても評価されています。
さらに、物語は連載開始当初から一貫してシリアスとコメディのバランスが絶妙で、シリアスな戦闘シーンとユーモラスな会話が交互に展開されます。
主人公ダーク・シュナイダーのオレ様キャラクターや、敵キャラクターとの複雑な人間関係などが絡み合い、物語に厚みを与えています。
また、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の物語は、しばしば哲学的なテーマや宗教的なモチーフを取り入れています。特に、善と悪、光と闇といった二元論的な対立構造が強調され、登場人物たちはそれぞれの信念に基づいて行動します。
このようなテーマ性が、作品に深みをもたらし、読者に強い印象を残す要因となっています。
これらの特徴が相まって、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』はただのダークファンタジーではなく、複雑で奥深い物語としてファンに愛され続けているのです。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の主要キャラクター
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』に登場するキャラクターたちは、ヘヴィメタルバンドやミュージシャン、アルバムタイトルなどを元ネタとしていることが多く、これが作品の独特な雰囲気を形成しています。
例えば、主人公のダーク・シュナイダーの名前は、ドイツのヘヴィメタル・バンド「アクセプト」のボーカル『ウド・ダークシュナイダー』です。
全員ではないですが、他のキャラクターの多くもメタル音楽シーンで有名な人物や作品名を反映しています。
それぞれのキャラクターの元ネタを探すのも楽しいですw
ダーク・シュナイダー(ルーシェ・レンレン)
ダーク・シュナイダー(通称D・S)は、漫画『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』の主人公であり、その圧倒的な存在感と個性的なキャラクター性から、多くのファンに愛されています。
彼は400年以上の時を生きる伝説の大魔法使いであり、かつては世界を手中に収めようとした悪しき存在でした。しかし、その野望は頓挫し、現在では少年ルーシェ・レンレンの体に封印されています。
ルーシェの体に封じられたことで、彼は普段はおとなしい少年ルーシェとして過ごしていますが、特定の呪文と乙女の接吻によってその封印が解かれると、再び強大な魔法使いダーク・シュナイダーとして蘇ります。
ダーク・シュナイダーの性格は非常に複雑で、傲岸不遜で自信家、戦闘では残忍で好戦的な一面を持ちながらも、育ての親であるティア・ノート・ヨーコには頭が上がりません。
この二重性が彼のキャラクターをより魅力的なものにしており、彼がどのように周囲の人物と関わり、物語を進行させるのかが読者にとっての大きな楽しみの一つとなっています。
彼の魔法使いとしての能力は極めて強力で、特に爆発・炎・雷といった攻撃魔法を得意としていますが、冷気や氷の魔法は苦手とされています。
その他に彼の特徴として挙げられるのは、その異常な不死身性です。
ダーク・シュナイダーは、戦士顔負けの強靭な肉体を持ち、数々の魔法により超人的な回復力を発揮します。これにより、物語の中で何度も致命的なダメージを受けても立ち上がり、再び戦いに挑む姿が描かれます。
これが彼の不屈の精神とともに、彼を唯一無二のキャラクターにしている要因です。
一方で、彼のもう一つの人格であるルーシェ・レンレンは、純粋で臆病な性格を持ち、ティア・ノート・ヨーコによって守られながら育ちました。この対照的な二人の人格が同じ肉体に共存していることで、物語に複雑さと深みが加わっています。
ルーシェは当初、見た目や行動が何の能力も持たない普通の少年と思われていましたが、物語が進むにつれ実はかなり大きな力と秘密を抱えていることがわかり、彼の覚醒は物語の重要なキーポイントとなります。
ちなみにルーシェ・レンレンの名前の元ネタは、ハードロックバンド『LUSHEL (ルーシェル)』
ティア・ノート・ヨーコ
ティア・ノート・ヨーコは、『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』の主要なヒロインであり、物語における中心的な女性キャラクターです。
彼女は主人公ダーク・シュナイダーの仮の姿であるルーシェ・レンレンの幼馴染であり、保護者的な存在でもあります。彼女の役割は単なるサポートキャラクターに留まらず、物語全体を通じて非常に重要な位置を占めています。
物語開始時、ヨーコは14歳の少女でありながら、非常にしっかりした性格を持っています。
彼女は自らを「僕」と呼ぶボクっ娘であり、男性にも物怖じしない強気な一面を持ち合わせています。そのため、彼女はしばしばルーシェを叱咤しながらも、優しさと愛情を持って彼を見守ります。
このような母性的な一面が彼女の魅力の一つであり、読者にも強く支持されています。
ヨーコのもう一つの重要な役割は、ルーシェの体内に封じられたダーク・シュナイダーを解放するための「鍵」であることです。
特定の呪文とヨーコの接吻によって、ルーシェはダーク・シュナイダーへと変貌します。これにより、彼女は物語の進行において非常に重要な役割を果たすことになります。
ダーク・シュナイダーがいかに強力であっても、彼女の存在なしではその力を発揮することができないため、ヨーコは物語の進行において不可欠な存在となっています。
また、物語が進むにつれて、ヨーコは成長し、より強力なキャラクターとなります。
彼女は大神官の娘として、防御や治癒の魔法を駆使し、仲間たちを支える存在へと進化していきます。この成長過程を通じて、ヨーコは単なるヒロインから、物語を支える柱の一つとして描かれるようになります。
彼女の強さと優しさ、そして決意は、物語全体において非常に大きな影響を与える要素となっています。
さらに、ヨーコのキャラクターは、彼女が持つ純粋さと強さから、多くの読者にとって共感しやすい存在となっています。彼女はただ美しいだけではなく、しっかりとした意志を持ち、自分の大切な人々を守ろうとする姿勢が非常に印象的です。
カル=ス
カル=スは『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』における四天王の筆頭であり、物語において非常に重要な役割を果たすキャラクターです。
彼は冷却系の魔法を得意とする優れた魔法使いであり、ダーク・シュナイダー(D・S)を支える存在として初期から登場します。
その実力は他の四天王と比べても抜きん出ており、D・Sにとっても信頼できる仲間であり、時には抑え役として機能していました。
カル=スの特徴は、冷静沈着な性格と強い理知的な判断力です。
彼は感情に流されず、常に合理的に物事を判断する姿勢を持っています。しかし、その内面には深い葛藤があり、物語が進むにつれて彼の内面の闇が明らかになっていきます。
彼の名前の元ネタはスコットランドのハードロックバンドヴォーカリスト『KAL SWAN(カル・スワン)』
12魔戦将軍
12魔戦将軍は、カル=スに仕える強力な戦士たちで構成された部隊です。それぞれが異なる特殊能力や戦闘スキルを持ち、カル=スの指揮のもと、様々な戦場で活躍します。
彼らの中には、剣術の達人から時空魔法の使い手まで、多彩なキャラクターが揃っています。
物語の中では、ダーク・シュナイダーと激しい戦いを繰り広げ、物語の緊張感を高める重要な存在です。彼らの登場によって、物語はさらに複雑で壮大な展開を見せます。
アーシェス・ネイ
アーシェス・ネイは、『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』において、ダーク・シュナイダー(D・S)の養女であり恋人でもある重要なキャラクターです。
彼女は人間とダークエルフのハーフとして生まれ、幼少期にダークエルフの一族から棄てられたところをD・Sに拾われます。その後、彼の愛人としてだけでなく、四天王の一員としても活躍することになります。
アーシェス・ネイの最大の特徴は、彼女が「雷帝」と呼ばれるほど強力な雷系の魔法と剣技を使いこなす点です。その戦闘スタイルは力強く、彼女の存在感は他のキャラクターを圧倒します。
彼女の雷魔法はその破壊力とスピードで敵を圧倒し、戦場ではまさに無双の存在として描かれます。また、彼女の剣技も一流であり、近接戦闘でも圧倒的な強さを誇ります。
しかし、アーシェス・ネイの物語は単なる戦士としての側面だけでなく、彼女の内面的な葛藤やD・Sとの複雑な関係性にも焦点が当てられています。
彼女はD・Sに対して強い愛情を抱いており、彼を「ダーシュ」と呼んで慕っています。その一方で、D・Sの野望や過去の行いに対して葛藤を抱く場面も多く描かれています。
特に、D・Sの敵として立ちはだかる際には、彼女の内面の苦悩が強く表現されており、彼女のキャラクターに深みを与えています。
アーシェス・ネイの名前の元ネタは『EARTHSHAKER(アースシェイカー)』
「ネイ」というのは物語内の失われた国(ラブ・ランド)の言葉で「いいえ」「そうではない」という否定的な言葉とのこと(第11巻13ページより)
ニンジャマスター・ガラ
ニンジャマスター・ガラは、『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』における四天王の一人であり、物語に独自の色彩を加える重要なキャラクターです。
彼は、その名の通り忍者としての能力に長けた人物で、数多くの忍者を従える「ニンジャマスター」として知られています。ガラの戦闘スタイルは他の魔法を多用するキャラクターとは異なり、主に肉体的な強さと忍者としての技術を駆使したものです。
ガラの最も際立った特徴は、その豪放磊落な性格です。彼は仲間であるダーク・シュナイダー(D・S)にも遠慮なく悪態をつく一方で、D・Sに対しても深い信頼を抱いている様子が見られます。
彼の豪快で飄々とした性格は、物語の中でしばしばコミカルな場面を作り出し、読者に対して親しみやすさを感じさせる一方で、緊迫したシーンではその勇猛さを発揮します。
ガラの武器である「ムラサメブレード」は、普通の武器ではダメージを与えられないような強敵に対しても有効なダメージを与えることができる特殊な力を持っています。
この武器を使いこなすガラは、魔法を持たないキャラクターでありながらも、物語の中で非常に重要な役割を果たしており、特に対物理攻撃が有効な敵に対しては、その存在が欠かせないものとなります。
ガラの名前の元ネタは・・・わかってないんですよねぇ・・・。ネットで調べたらバンド『GARA(ガラ)』から取られたと出ていましたが、結成が登場時より数年遅いから違うと思われます。
アビゲイル
アビゲイルは、『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』において、四天王の一人として登場する暗黒僧侶であり、非常に重要な役割を果たすキャラクターです。
彼は「冥界の預言者」として知られ、その暗黒魔法の力によって物語に深い陰影をもたらします。アビゲイルは冷酷で計算高く、他の四天王とは一線を画す存在感を放っています。
連載開始当初のアビゲイルの目的は、破壊神アンスラサクスの封印を解き、この世界に再び混沌をもたらすことでした。彼は他の四天王を巧みに操り、その目的を達成するために様々な策略を巡らせます。
彼の行動は常に理性的であり、感情に流されることがないため、敵味方問わず畏怖される存在です。物語序盤では、アンスラサクスの復活を目指して暗躍する姿が描かれ、その冷徹さと野心が際立っています。
しかし本来のアビゲイルは面白おじさんで、物語の中盤以降は狂言回しになり、コメディを交えつつ解説役になります。・・・もう顔芸で毎回笑わせられましたよ・・・w
名前の元ネタはデンマーク出身のヴォーカリスト『King Diamond(キング・ダイアモンド)』の2枚目の傑作アルバム『アビゲイル』
キャラクターのモデルは映画『帝都物語』などで知られる俳優の『嶋田久作』さんです。
ラーズ・ウル・メタ=リカーナ
ラーズ・ウル・メタ=リカーナは、『バスタード!! -暗黒の破壊神-』に登場する五英雄の一人であり、メタ=リカーナ王国の王子です。
彼は「竜王子」の異名を持ち、物語開始時点ではかつてダーク・シュナイダーとの戦いで肉体が竜戦士(ドラゴンウォーリアー)と融合しており、人間としての姿を失っています。
このため、精神のみがドラゴンの子供の姿として存在し、その状態で物語に関わります。
物語後半では、アンスラサクスとの戦いによって彼の封じられた肉体が解放され、再び人間の姿を取り戻します。
ラーズはその後も、D・Sや他のキャラクターたちと共に物語の核心に迫る重要な役割を果たしていきます。彼は物語における過去の大戦と現在の戦いをつなぐ重要な要素であり、彼の行動や決断は物語全体に大きな影響を与えます。
非常にファンが多く、彼をモデルにしたキャラクターも居ます(GUILTY GEARシリーズのカイ・キスク)
名前の元ネタはデンマークのヘヴィメタルバンド『メタリカ』のドラマー『Lars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ)』
ニルス・ショーン・ミフネ
ニルス・ショーン・ミフネは、かつてダーク・シュナイダーと戦った五英雄の一人であり、侍の総大将(ハイマスター)の称号を持つ人物です。
彼はア=イアン=メイデ国に属し、「老中」という重職に就いていました。ニルスは、戦闘においては卓越した剣術と戦術を駆使し、ダーク・シュナイダーの強敵として立ちはだかりました。
名前の元ネタはアメリカのロックバンド『Journey(ジャーニー)』のギタリスト『Neal Schon(ニール・ショーン)』
『ミフネ』は名前ではなく侍総大将(サムライ・ハイマスター)というクラスの称号です。元ネタはたぶん三船敏郎さんだと思います。
『バスタード!! -暗黒の破壊神-』の再開の可能性を探る
萩原一至さんの現在の活動状況とは?
萩原一至さんは、1988年に『バスタード!! -暗黒の破壊神-』でデビューし、ダークファンタジーの第一人者として広く知られるようになりました。
しかし、長期休載や連載の不定期化が続く中で、彼が現在どのような活動を行っているのかについては、ファンから多くの関心が寄せられています。
現在の萩原さんの活動は、主に同人活動とグッズ制作に集中しているようです。これは、彼の公式Twitterアカウントやファンイベントなどで確認できる情報からも明らかです。
また商業誌での連載活動は停止しているものの、彼は依然としてクリエイティブな活動を続けており、ファンとの接点を保ち続けています。
さらに、萩原さんはSNSを通じて自身の近況や興味関心を発信しています。
この発信はファンにとって彼の動向を知る貴重な情報源となっており、彼が完全に引退してしまったわけではないことを示しています。
このような状況から、萩原さんは自身のペースで創作を続けており、今後の展開にも期待が持てるかもしれません。
彼が再び『BASTARD!!~暗黒の破壊神~』を手掛けることがあるのか、あるいは新たなプロジェクトを立ち上げるのかは不明ですが、彼の創作活動が完全に途絶えたわけではないことは確かです。
今は何の仕事に取り組んでいるのか?
現在、萩原一至さんは主にゲームなどのキャラクターデザイン関連の仕事に取り組んでいるとされています。
最近のプロジェクトとして注目されているのが、彼が原案を担当したゲーム『METORO QUESTER』です。このゲームは、彼の持つ独特のファンタジー世界観を反映したものであり、コアなハクスラファンやゲーマーからの注目を集めています。
ゲーム業界での活動は、萩原さんにとって新たな挑戦であり、漫画とは異なるメディアで彼の創造力を発揮する場となっています。
漫画制作と異なり、ゲーム開発はチームでの共同作業が多いため、萩原さんもクリエイティブディレクターとしての役割を担っている可能性があります。これは、彼の多彩な才能を新たな形で発揮できる機会となっているでしょう。
また、萩原さんは自身の漫画作品の世界観をゲームという別の媒体で表現することで、新しいファン層を開拓する狙いもあるかもしれません。
ゲームはインタラクティブな体験を提供するため、プレイヤーがより深く彼の世界に没入できるようになり、作品に対する理解と愛着をさらに深めることができます。
このように、萩原さんはゲーム業界での活動を通じて、自身のクリエイティブな才能を広げ続けています。
漫画家としての活動が停滞している中でも、別の形でファンに新しい作品を提供し続ける姿勢は、彼のクリエイターとしての情熱と探究心を示していると言えるでしょう。
今後、彼がどのような新しいプロジェクトに関わるのか、引き続き注目していく価値があるでしょう。
萩原一至さんが『山田玲司のヤングサンデー』に登場!
僕は今日知ったのですが10日前に山田玲司さんのYOUTUBEチャンネル『山田玲司のヤングサンデー』に萩原一至さんが初登場していました!びっくりしましたよ!!
良かった・・・本当に良かった!元気そうで本当に良かった!
糖尿病ち聞いていたからもう表には出てこないんだろうなぁと思ってたからうれしかったです!
まとめ
- 漫画『バスタード!! -暗黒の破壊神-』は現在も完結していない
- 2010年以降、連載は休載中であり、再開の見込みは不明
- 『ウルトラジャンプ』から作品名が削除され、打ち切りの噂が広がった
- 現在も公式な打ち切りや完結の発表はない
- 作者の萩原一至さんが連載を再開する意欲を示していない
- 健康問題として、萩原一至は糖尿病を公表している
- 同人活動に熱心で、商業連載から距離を置いている
- ストーリーの複雑さが、物語をまとめる困難さの要因とされる
- 物語のスケールが大きく、広げた風呂敷をまとめるのが難しい
- 連載再開の可能性は完全には消えていない
- 萩原一至さんは現在もクリエイティブな活動を続けている
- 現在は主にゲームなどのキャラクターデザインに携わっている
- 2022年にはアニメ化が実現し、新たなファン層が生まれた
- アニメの成功が連載再開の後押しとなる可能性もある
- 萩原一至の近況はSNSで確認できる